とある科学の迎撃日記(パトブログ)

パトリオット(dj patriot)が気が向いた時に綴るブログです。

モテるための努力ってするべきなんだろうか?

3ヶ月ぶりの更新となりました、寒暖差に精神を地味にやられているパトリオットです。寒くなったり暖かくなったり、お天道様は気まぐれですなあ。

 

さて、それでは早速本題に入っていこうかと思う。

今朝TwitterでTLを眺めていたら「眉毛を整えろだの髪を整えようだの言われるが、正しいやり方を誰も教えてくれないじゃないか」というようなツイートが流れてきて、「いや、もしやる気があるのならやり方を必死に調べれば良いだけでは........?」と思ったのだが、そのツイートのリプやら引用RT欄やらを掘ったり、色々と関連する話題を検索していく内に非モテ叩きツイートやらオタク叩きツイート、チー牛叩きツイート(尚俺はあいつらの言うチー牛の定義がよく分かっていない模様)が山程目に入り、朝っぱらからBAD入るという「自傷行為」をまたしてしまった。何やってんだ俺は..........。前にも「不愉快な話題は検索しない」って決めたじゃないか!

いや、確かに俺も「調べりゃ良いじゃん」とは思うが、SNSで批判的な投稿を高頻度でする人って口が悪いことが多くて。。。見てて気分が悪い。。。

因みに大元の該当のツイートはこちら。↓

 

 

で、色んなツイートを見ていると、批判者のツイートは「調べろ」「モテたいなら努力しろ」「ありのままを受け入れてくれというスタンスだからモテないんだ」などといった意見が散見された。

で、いつもの「非モテVS非モテ叩き」の構図になっているという。

ここで思ったのだが、果たしてモテるための努力ってするべきなんだろうか?

 

 

モテるための努力はすべき?

俺は前々からずっと考えに考えを重ねてきたのだが、結論から言うと俺はモテる為の努力は必要ないと思っている。これにはそもそも、俺はモテたいとは考えておらず、「自分が好きな人の好きな人になれたら良いな」というスタンスだというのもある。

「モテる」と言うのは不特定多数の異性から人気を集めたり、チヤホヤされるということ。俺はそうではなく、あくまでも自分が好きな特定の人と結ばれたいという意思が強い。

不特定多数というのは、言い換えれば万人だ。

万人というのは、言い換えれば具体的な誰かではないということだ。

この「具体的な誰かではない」というのは「特定の人」の対になる概念だろう。

 

俺は努力とか云々以前に、「モテたい」.........つまり「万人から好かれたい」と思い、ましてやそれを公言してしまうのは良くないと思う。

何故ならそれは無関心そのものだからだ。

モテたいというのは言い換えれば「誰彼構わず好かれたい」、つまり正に「誰でも良いから付き合いたい」状態なのである。

現にTwitterでも「モテたいなら眉毛や髪を整えたり筋肉付けるなりしろ」という声があるが、もし俺のように「特定の誰かに好かれたい」という意思があるのであれば、別に必ずしもそれらのミッションを達成する必要はない訳だ。

何故なら眉毛・髪・筋肉等の問題は、一般論として女子ウケが良くなるという話であり、ほぼ全員の女子に好かれるであろうと思しき要素に過ぎないので、そういった万人に好かれたいのであれば整えたりするべきだが、特定の誰かに好かれたい場合、個人によってタイプの男性やら好みやら違ってくる。その人の好みに合わせてあげることが大事になってくる訳だ。要するに、モテたい人はラベリングをし、俺のような「好きな人の好きな人になりたい」タイプの人はラベリングをしない、ということ。

なので、現に俺は眉毛を整えていないのだが、もし俺に好きな人ができて、その人が「男性は眉毛を整えていた方が好き」だと思っているのであれば、俺は整えるつもりがある。これは決してモテたいからではなく、個人の好みに合わせて努力し、相手に合わせるため自身を変えるということ。

 

モテたい人は他人に対して無関心

で、さっき「無関心そのもの」と言ったが、これについてもう少し深掘りしていく。

万人に好かれたい...........つまり、誰でも良いから付き合いたいということを公言してしまうのは非常に危険だ。

「誰でも良い」というのを聞き手はどう受け取るか?きっと「ああ、この人は私じゃなくても良いんだ」「私(達)は替えが利く存在なんだ」と思うことだろう。

別に恋人にだけ特別な扱いをする凶暴な男になれ、と言っている訳ではない。交際する人間はちゃんと選べ、と言っているのだ。

関心とは興味を持つ、心を惹かれて注意を向けるということ。モテたい、つまり万人に好かれたいという気持ちに関心なんて欠片もないのは自明だろう。

そもそも万人に関心を向けるというのが不可能でもある。これは人間関係以外のことにも言えることだが、趣味にしろ勉学にしろ、自分の「関心のある」分野というのは絞るものだろう。

もうここまで書けば分かると思うが、つまりモテたいと公言している人は「あなた達に関心がありません」と言っているようなものなのである。

それってすごくドライじゃないか?

まあ、モテたいがために努力して異性と交際して、それがキッカケで相手に対して関心という意識が芽生える可能性もあるだろうが、基本モテたいと公言している人や、モテたいがために努力している態度が露骨な人はナンパ師のようにマイナスのイメージを持たれがちだと思うので、交際に至り尚且つ長続きするハードルが高い気がする。

 

第一印象について

これは身を持って感じたことなのだが、第一印象というのは長い間交際する前提であるならば大した問題ではないのだ。

俺は学生時代、「最初は好かれてたけど徐々に嫌われていく」経験と「最初はなんとなく嫌われてたけど徐々に好かれていく」経験の両方を積んでいるため、これはハッキリと言える。

最初のイメージは然程重要ではなくて、そこからどうやって挽回していくか、またはどうやって好かれた状態をキープできるかが重要なのだ。

モテたいがために容姿を整えて第一印象を取り繕ったところであまり意味を為さないのだ。

そういう人達が恋人をキープするには、やはり内面が重要になってくる気がする。

 

外見よりも内面が大事

俺は好きな人の好きな人になるために外見も整えようかな、という話を先程した。

勿論それも大事ではあるが、やはり同性異性問わず交際していく上で大切なのは人の内面ではなかろうか。

正直、外見よりも中身の方が10倍も20倍も大事だと思う。

なのでモテたい人達も、外見を磨くことも勿論突き詰めたければ突き詰めれば良いが、同じくらい内面を磨く努力をしてみては?と思う。

人は肉体や容姿は歳を重ねるにつれ衰えていく一方だが、人間性や精神の成長に限りはないと信じている。

実際、若い時は外見が、年老いてくると内面が重視されるという話は聞く。

そもそも生きていく上で、学校生活や社会生活を送っていく上で外見よりも内面が大切なのは言うまでもないだろう。

 

蔓延るルッキズム

Twitterを見ていて思ったのだが、どうも身嗜みやら容姿やらでマウンティングしたいと思ってそうな人がちらほらといて、「ああこいつらのせいでルッキズムが無くならないんだろうな」とも。

個人の可愛くなりたい、カッコ良くなりたいという意思は尊重されるべきだが、その価値観を他者に押し付けたり、容姿で差別するようなことはあってはならない。

モテたいがために容姿を改善するよう努力することも、ルッキズムを助長してしまう一因になる気がする。ぶっちゃけると特定の人に好かれるために容姿を改善するのも含めて。

そういう意識は極力無くしていきたいところではあるが、まあそうは行かないのだろうな。特に若者。

 

自分らしさも大事

モテるために人に合わせることも大事だが、自分らしさも大切にして欲しい。

たとえ好きな人の好きな人になるにしても、ありのままの自分を受け入れてくれ!とまでは言わなくとも、ある程度自分の個性を尊重してくれる人と交際した方が良いんじゃないかなと。

先程書いた眉毛にしても、自分が「俺はどうしても眉毛を剃りたくない!」と思うのであれば、そういう意思を尊重してくれる人と付き合うのも1つの手だ。

まあ、既に書いた通り「ありのまま」を受け入れることは難しいことなので、相手に合わせつつ、自分も合わせてもらいつつ、って感じの交際がベストなんじゃないかね。

 

終わりに

まあそんな感じでまた相変わらずダラダラと書いてしまったが(これでも簡潔にまとめた方)、俺が言いたかったことは以上です。

モテたいという意識やルッキズムは無くなった方が良いと思うし、逆に、自分も相手も尊重するアサーティブさや内面の努力はずっと大切にしていきたいし、同性異性問わず交際やコミュニケーションは人々の生活には欠かせないモノなのでどうやって向き合っていくかも考えなくちゃならないし............。

ちょっと色々と詰め込み過ぎたかな?

 

はい、という訳でここで一筆置かせてもらいます。

 

因みに俺もできれば交際からの結婚をしたい願望があります。

素敵な人との出会いがあると良いのだが..............。

2023年に聴いて良かった曲BEST 10。

3ヶ月ぶりの投稿となります、パトリオットです!いや〜〜〜今年の冬は特に寒い!

それにしても、今年も相変わらずブログをロクに更新できなかったなあ.........。

いつだか「もっと人の役に立つような情報を発信したい」って言ってた記憶がありますが、肝心のネタがあまり無いと言う。。。

 

それでは早速、今年聴いて良かった曲BEST 10を発表したいと思います!今回も同人音楽中心です。

去年はランク付けしましたが今年はしません。ランキング形式で発表するとなんとなく作曲者さんに失礼な気がするので。

 

 

DJKurara - Donald McDtek

今年の秋のM3でリリースされたロリガバの新作CD「GIDDY STRIKERZ」の収録曲。僕はM3前日のリリパで一足早く購入しました。

マクドナルドのキャラクターのドナルドの声やら歌やらポテトの揚がる音やらをふんだんにサンプリングしたハードテック。ドナルドの歌なんてあったんですね。

最後の方で「U.N.オーエンは彼女なのか?」に合わせてドナルドが歌っているのは某MADを意識してのことでしょうか?個人的に「平成のニコニコらしさを意識した曲だな〜」としみじみ思いました。令和の時代になってもこういう古いネタの曲を作る人がいることに強い有り難みを感じております。

 

余談ですが、この曲は今年開催されたオンライン配信イベントの限界集落祭(3回目)で使用させていただいたのですが、途中の爆音地帯の部分でEQのMIDを少し切る必要があったりしたので、赤メーター叩かないようにするのに厳重な注意を払って録音していました。まあ赤メーターをちょっと叩いたくらいでは音割れはまず起きないですけどね。

soundcloud.com

 

 

Q - ワンワンワン

今年の春のM3でリリースされた「4って鳴く犬コンピレーション」の収録曲。作曲者のQさんはナードコアのクリエイターであり、彼もまたナードコアのファンで、過去にDJでSharpnelさんやレオパルドンさんの曲なんかもかけたりしていました。

今年は彼の憧れだった「トラックメイクしてたらDJオファーを頂ける」という目標も達成できたようで、非常にめでたいですね。11/25にTRIANGLE OSAKAで開催されたMOST MUSCULAR GXRというイベントに出演したそうです。

 

このコンピはTwitterでバズった「4!」と鳴く犬の鳴き声をサンプリングするといった趣旨の曲が収録されており、Qさんはこの他にももう1曲(合計2曲)収録されています。

この曲を初めてウォークマンに入れて聴いた時、とてもドープで、ドラム(キックやらスネアやらハイハットやら)のリズムパターンの組み方が非常に凝ってるな、という印象を真っ先に受けましたね。

曲のテンポは160BPMで、普段の僕は速い曲を聴き過ぎているせいで190BPMでも遅く感じてしまうのですが、この曲は何故かアップテンポに感じることが多いです。やはりドラムのリズムパターンが複雑なせいなんでしょうか。

僕もこういう風なパターンを組めるようにもっとMIDI打ちを上達させねば..........

soundcloud.com

 

 

pencil - φなる・はーどこあ

今年の春のM3にロリガバブースへの委託で頒布された「Melodic Domination」収録曲。このCDはブースに置かれた枚数が非常に少なく、僕は買い逃してしまったのですが、このM3の後の時間帯に開催されたdigital offlineで奇跡的にゲットすることができました。コンピの主催のHellfury氏は急遽digital offlineにシークレットメンバーとしてトリに出演したんですよね。その時に箱に持ち込んで下さった模様。

 

昔の恋愛ゲーム「Φなる・あぷろーち」を原作としたアニメの音声をサンプリングしており、僕もアニメは観たことがないものの、主題歌は知っていたので主題歌のリミックス地帯で非常にブチ上がるなどしておりました。

前からpencilさんのサンプリングの仕方は面白いな〜と思っていたのですが、この曲は特に凝ってるなという印象を受けました。「それでは〜VTR〜スタート〜!」の後に主題歌のリミックス地帯に突入する構成とかかなり面白いですね。

こういうアニメネタのガバはやっぱり中毒性が高いですなあ〜。

 

このコンピは以下のページから購入できます!

hellfurycompilations.bandcamp.com

 

 

Cyte - PettanCore

今年の秋のM3でリリースされた「Impact damage」収録曲。東方アレンジの「つるぺったん」のロリコアアレンジ。

このアルバムはM3より前にbandcampで視聴することができたので全曲聴いてみたのですが、原曲補正もあったかも知れませんが特にこの曲が突出していると感じました。

テンポはピッタリ200BPMで、キーはアナログな方法で移調したと思われますが(DJソフトで言うなら、MTを切った状態でテンポを上げる行為。要は早回し)偶然にもA minor(C Majorの平行調)になっており、上手く言い表せませんがとても「聴きやすい」仕上がりになっていると思いましたね。やっぱりC Majorの曲って黒鍵の音が基本的に含まれていないし青っぽいイメージがあって青空を連想させるしで「純粋」なイメージがあるんですよね。色のイメージは人それぞれですが、個人的にこの調は非常に「純粋」で「美しい」イメージがあります。

ノイジーなアーメンブレイクもCyteさんの平常運転って感じで本当に素晴らしいです。

M3でCyteさんのブースで「bandcampで視聴したんですけど特にPettanCoreが最高でした!やっぱり東方アレンジとブレイクコアは合いますね〜」と伝えることができて良かったです。Cyteさんも笑顔で「いや〜そう言ってもらえると嬉しいです!ありがとうございます!」と返して下さいました。

もっとこういうロリコアのトラックメイカーさんが増えて欲しいですね。

cytekinesis.bandcamp.com

 

 

Technohead - Jetset No.1

大昔にMokumからリリースされたTechnohead師匠の曲。ストリングスが心地良いテクノ。Acceleratorシリーズと曲調が似ており、過去に「Jetset / Accelerator」というレコードもリリースされていますね。因みにJetset #2という曲もあります。

ブレイクビーツを刻んでいるのか1から音作りをしているのか分かりませんが、この曲もとにかくドラムのリズムパターンが複雑かつグルーヴィーで最高にブチ上がります。

DJでいつかこの曲をかけてみたいですが、この手のゆっくり目のテクノをあまり知らないので、MIXの中に捩じ込むのが難しそうですね.........。もっとdigらないとな〜。

mokumrecords.bandcamp.com

 

 

ゴッドOD - 魔女宅急拳 (Dr. Power Bomb mix)

今年行ったクラブでかかってて初めて知った古のナードコア。ゴッドOD氏の曲はあまり掘っていないので、恥ずかしながらナードコアファンにも関わらずこの曲の存在を全く知りませんでした。サイケアウツ氏の曲もリリースしているStereo Recordsからのリリースですね。

魔女の宅急便のBGMやキキの声を延々とサンプリングしており、その上に単調なブレイクビーツを足すという古典的なナードコアの作り方で作られているので、シンプルながらも僕は一気にこの曲を大好きになったのですが、宮崎駿監督が聴いたら怒りそうですねw

この手の曲を発見する度に思うのですが、やはり昔の曲であってもどこか新鮮さを感じられる曲は良いですね。存在しない筈のノスタルジーに浸ってしまいますw

ただ一点気になったことが。最後のメロディオンリーの展開に入った所で気付いたのですが、オーディオデータの編集の手を抜いているせいか4小節目の最後の音と5小節目の最初の音の間隔が狭く、「タタッ」と走ってしまっているように聞こえるので、編集はキチンとして欲しかったですね.........。その点八卦商会の曲の編集の仕方はやっぱり凄いなと。(他者と比較すんなアホ)

stereorecords.bandcamp.com

 

 

Yakumo - ぼっちでもDubtek

去年のクリスマスイブにロスフロさんからリリースされた「ぶーと・こんぷれっくす!」の収録曲。このコンピはぼっちざろっくの主題歌やサンプリングをした曲のみを集めたモノで、収録したい人を事前に募集しており、応募した人の曲を全て収録すると言った中々大掛かりなアルバムとなっております。総勢なんと40名!

その中でも特にこの曲が刺さりました。

Yakumoさんのブログを読むに彼はこの曲に色々な想いを込めていたそうで、1リスナーである僕はその想いをブログを読むまで感じ取れなかったのですが、単純に「カッコ良い」「音が強くて良い」「ノリノリになれる」などと思いました。もう何度もリピートしましたね。

因みにこの曲の解説的な記事はこちら。↓

yakumo-heisei.hatenablog.com

僕もこのくらい作曲に熱量を注げたら良いな............。もっと色々考えて制作しなきゃ。

 

テクノウチさんが過去に執筆した「読む音楽」という本にも書かれていましたが、やはり音楽は単純な「音の要素」だけしか注目していないとつまらないですよね。その音楽に込められたメッセージなどの「音以外の要素」も含んで音楽なんだとこの曲に出会って改めて痛感させられました。そんな、僕にとって貴重な曲の1つとなりました。

正直、僕は歌詞のない音楽に関してはその曲の背景や作曲者の人生などのメッセージをあまり重視しておらず、単純にその音を聴いてブチ上がれるかどうかが大事だと思っている、と言うかそもそも歌詞がないとメッセージをあまり感じ取れない鈍感野郎なので、皆さんもこういう解説的な記事を沢山書いてくださると嬉しいです!(他力本願)

archive.org

 

 

DJ Ad feat. Casketkrusher - The Rave Blaster

今年の1月にMokumからリリースされたイケイケレイヴィーGABBA。やっぱこういうオールドスクールな感じのGABBAは良いですね!

ガバキックが90年代〜00年代を彷彿とさせます。(尚僕はその頃ハードコアの存在すら知らなかった)

この曲がリリースされた当初「久々に最高のGABBAがMokumからリリースされたぞ!」って大興奮して何度もリピートしていましたね。正直Mokumから出る曲がワンパターン化しているというか、マンネリ化していた時期だったので嬉しかったです。

常に同じフレーズがループされるタイプのGABBAも勿論良いですが、こういう風に展開があった方がやっぱり飽きにくいし常に脳汁出っ放しになれるんだよな〜。

mokumrecords.bandcamp.com

 

 

fuluca - the niconico medley to hyperflip pipeline

今年9月にロスフロさんからリリースされた和製Hyperflipコンピ「FASTFUSION」収録曲の中で一番刺さった曲。

今も尚Hyperflipブームは熱量が凄まじいですが、思えば2年前のいえブでbreakchildが出演した辺りからdariacoreという呼称が定着してきて、一時期下火になったこともありましたがまさかここまでこのムーブメントが盛り上がるとか想像していませんでした。

Hyperflipムーブメントはあらゆる界隈が一気に繋がって盛り上がっているように思えますが、どの界隈も「ニコニコらしさ」を帯びているように感じるんですよね。

このfulucaさんの曲は正にニコニコの要素が満載で、平成に盛り上がっていたコンテンツを思い起こさせるような曲なので平成生まれの僕にブッ刺さるのもまあ納得っちゃ納得。

まるで走馬灯のようだ.........。他の人も言っていましたが、葬式の時にこの曲を流して欲しいw

因みにサンプリングした曲リストはこちら。↓

 

lostfrog.bandcamp.com

 

 

SGHAL - Hardtek Foolcore

最後はこの曲!宮城を拠点に活動しているスガハルさんが去年辺りにTwitterで無料で公開していた曲です。

僕は公開された当初はdropboxからダウンロードするのを面倒臭がっていて全く聴いていなかったのですが、今年9月に開催されたオンラインイベント「ドスコア」にてNormcoreさんがかけているのを聴いて「え、何この曲!ヤバ!カッコ良すぎるだろ!」と思い、セトリを見て検索をして「ああこれ去年スガハルさんがdropboxで公開してたやつだったのね」となり、早速ダウンロード。

彼はちょくちょくDAWの画面をTwitterにアップしているのですが、プロジェクトファイルに貼り付けられたオーディオデータの数が膨大な量で、毎度「スゲェ手間かけて作ってるな〜〜〜」と開いた口が塞がりません。

この曲はVodkaやらテキーラやらにんげんっていいなやらあらゆる曲、ボイスやらシンセやらがふんだんにサンプリングされている、mashupの側面もあるイケイケHardtek。

彼はDJにも精通しており、DJっぽい繋ぎ方をしてる曲だなと感じました。抑揚の付け方や展開の広げ方、ラストへの持って行き方がとても上手な印象を受けましたね。

いや〜〜〜マジであのクオリティはお金取るべきでしょう..........。

 

 

はい、そんな感じで今年聴いて良かった曲BEST 10の発表が終わりました!

僕もこういう記事に名前と曲が載るような曲を作りたいですね。もっとDTMを頑張ります。向上心大事。

あと来年こそは公募という形ではなくDJのオファーが欲しい、、、

 

 

それではまた。

皆さん良いお年を!!!

割れ音源でDJすることについての是非について。

はいどうも、イリーガルな音楽の虜になってから9年近く経っているパトリオットです。相変わらず毎日のように同人音楽をdigっています!来年は同人音楽歴10年目になるのかあ..........。

それにしても9月も半ばだと言うのにまだまだ暑い!早く涼しくなってくれ〜。

 

 

はい、そんな訳で早速本題に入って行きたいと思うのだが、今回はタイトルにもあるように、ちょっと割れ音源でDJする行為について考えていきたいと思う。

Twitter上では、MOGRA(秋葉原にある箱)で開催されたイベントで割れ音源でDJしてしまったが故に炎上してしまったユーザーがおり、今日は1日中TLが割れ行為についての話題一色だった。

今までにもDJ界隈では割れ音源の是非について議論が行われてきたが、今回は特に盛り上がった(?)と感じたので今更ながらに記事として書き起こしておこうかなあ、と。

これはDJ界隈、並びに同人文化にドップリと身を浸している1人の人間として、色々と考えさせられるような問題であり、また俺のライフスタイルにも直結する問題でもあり、元から著作権周りのことに関しては特に関心のあるトピックであった為、一度改めてここで色々と考え直してみようかなあ、と思って今日記事を書いてみようという気持ちにまで至った。記憶が新しい内に書いた方が良いからね。

それでは興味のある方だけお付き合い下さい!

※J-CORE界隈中心の視点に立ってしまうかも知れんがごめんなさい。もしかしたら他のDJ界隈とは価値観とかが大分違うかも。

 

 

そもそも割れ音源とは?

先ず最初に割れ音源とは何か?

それは簡単に説明すると、正規のルートで購入したものではなく、ファイル共有ソフトなどを用いたり、YouTube等からソフトを使ってダウンロードした音源のこと。「割れ」の語源は、違法コピーされたソフトウェアを意味する"Warez"(ウェアーズ/ワレズ)から来ている。YouTube等の動画サイトからファイルを落とす行為は、"割れ"以外にも"ぶっこ抜き"と呼称されることもある。

言うまでもなく割れ行為は犯罪であり、ネットにファイルをアップロードするのもダウンロードするのも法律で禁じられている。

ただ、俺の属している界隈とは切っても切り離せないモノのようにも思える。

発端

発端となったのはこちらのツイート。

 

 

 

要約すると

・DJで使用した割れ音源は数曲程度

・彼はまだ18歳で、初の現場だった(つまり初回のミス)

・悪気はなく、ただ純粋に皆と盛り上がりたかった

・金銭面に余裕がなかった

・本当に申し訳なかったと思っている

 

と、非常に低姿勢で誠意のある謝罪を一連のツイートでしており、俺は純粋に「割れはいけないことだけど、心を入れ替えてこれからまた頑張って欲しい」と思った。

では、皆の反応はどうだったのか?

 

皆の反応

それでは皆の反応を某まとめブログ風にザックリとまとめていく。

と言うかツイートの文章をそのまま載せていく。編集が面倒臭いからw

 

割れ音源を使うのは良くないことだけど、18歳のDJの人をボコボコに叩いて追放するより、そういうのは良くないからやめてちゃんと音源買って頑張ろう!って諭す方がかっこいいのでは。
自分たちの居場所を守りたくて取る行動がSNSでボコボコに叩く、というのはちょっと変。

割れ音源流しちゃったDJの子に対して、自分がただ話題に乗っかりたいからって
常識を超えて侮辱的な発言をしたりバカにしたりネタツイをしている大人の人達、正直割れ音源流しちゃった18歳の子よりも常識に問題があると思うよ やめましょうよそういうの本当に

かつてアニクラの一部remix界隈には、アニメ放送開始直後にシングルが発売されていない段階でテレビサイズのオープニング曲をぶっこ抜いてbootlegを作り最速でアップすることを競うムーブメントがあったと思うんですよね。割れ音源のことを考える時にいつもここにぶち当たります。

割れ音源DJで炎上するその潔癖さが、カルチャーが発展拡大しない理由です。

割れ音源叩いてるDJのみなさんはもちろん違法アップロードされたAVやエロ漫画を見て抜いたりしてはいないとは思うのですが…(勿論皮肉)

違法と倫理の尺度を一つのモノサシで0-100で叩く人がTwitterで多い印象だけど、コンテンツに対して全てを法に基づいて潰しても、全てを個人の倫理尺度に基づいて潰しても、クラブも世界もどんどんつまらなくなるので難しい。でもみんなで思考を続けるしかない。とは常々思ってる。

割れ音源使うのはやめようね!というのはごもっともであるが、
私は過去に、ちゃんとした手段で手に入れた音源なのに、「それが音源として出回った事がある」ということを知らない人が勝手に割れ音源使ったでしょとか言われたことがあるので、割れ音源警察行為をするのもお勧めしないどす

別に深くつっこむつもりはないけど利益を考えてるなら割れ音源と駿河屋やメルカリで買ったCDの音源って変わらないじゃん
つまりみんな廃盤をbandcampでデジタル売りましょう

初心者向けの公募イベントに出た若い子が何もわからず使っちゃってちゃんとごめんなさいって言ってんだから関係ない人がそれ以上のことわーわー言うのは野暮ですよ

 

↑このように、着眼点は人それぞれ違えど彼を擁護する人が圧倒的に多いような印象を受けた。この中にはTL上に流れてきたツイートと検索して拾ったツイートの両方が含まれているので、公平なんじゃないかなあ、と。

因みに一番下のはMOGRAの店長さんのツイートだ。

彼に対する批判も幾つか見受けられたが、現段階で削除されていたり、見つからないツイートが多いのでここでは敢えて取り上げない。

 

これらの反応を見れば分かる通り、この割れ音源問題には様々な事情が絡みあっており、かなり複雑な問題なのではないかと思える。

上記に挙げていないツイートも含めて(擁護派も批判者も)、

 

・割れ音源を使用しているということは作曲者に利益を還元していない

割れ厨は作曲者に対してのリスペクトの精神が欠けている

・割ると音質が下がる

 

・利益云々言うんなら廃盤になっているCD等は普通に割っても良いんじゃね?

・正規の音源なのに音質が酷いことだってあるよ?(割れ警察による冤罪が生まれる)

・そもそも割れを叩いてる人は違法視聴とかしたことないの?

・今のご時世、割ったことのない人の方が稀でしょ

・割れとか以前にアニリミとかブレイクコアとかも著作権侵害してるよね

・そもそもDJ自体がグレー

・なんでDJのことばっか槍玉に挙げてVJについては全く言及しないの?

・歌い手の音源をぶっこ抜くのはセーフ?アウト?

 

このように本当に色んな立場、色んな視点の人がごっちゃになっているのですぐに結論を出すのはとても難しいと思う。

それでも、このブログを通して皆の意見と俺の主観を交えつつちょっとでも解決に導けたら良いなと。

 

割れ音源でDJする行為は何も問題がないのか?

先ず俺の意見だが、結論から言うと音源を割る行為は基本的に悪い行為だと思っている。法的にも倫理的にも。どんな音源かにも依るが、やっぱりお金を作曲者に払えるのであれば払わなければダメだ。割れ音源は基本的に盗品と変わらないので、そんな曲でDJしたいとは俺は思わない。そういう気持ちのDJは俺以外にも沢山いるだろう。

ただ、"割れ音源DJ"という括りでならば炎上したこめっと氏を批判できる人は沢山いるかも知れないが、著作権侵害という括りで見たらきっと殆どの人が批判できないのではないかと思う。俺は正直、割れ音源でDJしたことさえなければこめっと氏を叩ける立場にあるとは思わない。DJに限定せず、"著作権"という大きな括りで考えていくべきだと俺は思うのだ。だってDJ含むアーティストにとって著作権は無視できない存在なのだから。

そもそも皆は今までに一度もアニメやAV等の無断転載のコンテンツを閲覧したりしたことはないのか?俺はこのご時世、ない人の方が珍しいように思える。

ぶっちゃけ俺も昔はYouTubeから音源を抜いたりしたこともあったし、未だにエロ画像やらAVの無断転載を視聴することもある。(クレジットカードを持つようになってからは購入することが増えたが)

そういうことをしてる・或いはしてきた癖に割れ音源DJだけを槍玉に挙げるのは、些かダブルスタンダードではないかと思うのだ。やはり人のことをとやかく言う前に先ずは己の身を鑑みなければならない。

 

時代が進むにつれ、技術は進歩し、それに伴い人々の価値観も変わってくる。

著作権著作権とは言うが、コピペやら画像保存機能から始まり、スマホのスクショ・撮影機能、そしてファイル共有ソフトやぶっこ抜きソフトの普及、etc.............

これだけ科学が発達した現代に於いて、旧来のような姿勢で知的財産について考えることがもう無理なのではないか?

一応、例えばアニメなんかを観ていても「ネット上へのアップロードは法律で禁じられています」等とテロップが出てきたりするが、それを書いたところでやる奴はやるし、せいぜい違法アップロードされた動画が削除される程度で何か厳しく罰せられたとかの話もあまり聞かないし、本気で著作権侵害を取り締まりたいのであれば先ずはそういった「技術」そのものを潰さなければいけないように思える。

 

で、じゃあ技術は潰せるのか?という話になるんだが..........

これは何にでも言えることだが、一度世に出たモノは簡単には消えない。

例えば、N-Wordのような差別用語を使用することを法律で禁止し、この世からこの単語を消そうと頑張ったところで消えることはない。N-Wordをリリックに使用している昔のHIPHOPのアルバムをたまたま見つけて知る人がいるかも知れない。

また、憲法第9条にもある通り、戦争は現代に於いて禁止されており、戦争を体験したことのない人が世の中には沢山いるが(今ロシアとウクライナがやっちゃってるけど)、それでも後世に語り継ごうとする人がいる。(ただ、これに関しては一概に悪いことだと断言はできない)

銃でも核兵器でも、料理のレシピでも車の製造法でも、なんでもそう。一度でも世に出てしまったモノは先ず消えることはないだろう。

当時の"記録"がこの世のどこかに残っている限り、必ずそれを掘り返す者が現れる。また、当時を生きてきた人の"証言"によって掘り返されることもある。

そう考えると、今皆が使っている機能やソフト等の技術も、一時的に世の中から消せたとしてもすぐに復活するような気がしてならない。

これではいたちごっこなので、やはり著作権について再考し、法整備しなくてはならないのでは?と俺は思う。

今挙げた"技術"に限らず、DJやブートレグ、新しい音楽のシーン等何にでも言えるが、やはり皆が築き上げてきた文化を壊してしまうのは非常に勿体無いことなので、それらを潰そうと画策するのではなく、それらに対する見方を変え、価値観をアップデートしていくべきではなかろうか。

 

考えてみれば、いつの時代も新参者は警戒の対象だ。ロックはぽっと出の頃は悪魔の音楽だと批判されていたし、HIPHOPだって黎明期は危険視されていた。今は俺らの界隈でHyperflip(dariacore)なんてシーンが流行っていたりするが...........まあ、そういった新しい芽をすぐに摘もうとするのではなく、理解を深めた上で試行錯誤していくのがベストなんじゃないか?

俺は、誰かの不利益や悲しみの上に成り立っていない文化や技術は極力許容されるべきだと思っているので、そういった著作権法に反しているコンテンツもある程度は受け入れて欲しいと感じている。

尤も、少しずつ体制を整えていかなければ受け入れられることは難しいので、とにかく試行錯誤して行きましょう、という気持ち。

 

まとめ

..........長々と語ってしまって上手くまとめられなくなってしまったが、俺はDJを本格的に始めてからは1度も割ったことがない。クリエイターさんには極力お金を落としたいと思っているので、廃盤になっていなければ普通に新品を買うし、NYPでも僅かにお金を落とすし、なんなら廃盤になってる音源で割れる状態にあったとしても中古のCDの方を買っちゃうくらい。

でもこれはあくまでも俺の拘りであって、それを他人に押し付けるのは違うのかな?と今回の件で皆の反応を見ていてふと思った。やはり多様性は大事だ。

思えば俺だって昔から「犯罪が必ずしも悪とは限らない」という持論を掲げていたし、あくまでも俺が著作権(と言うか利益還元の話なので実際は窃盗とかの部類だが)に関して遵守しなければならないという意識を持っていただけの話。例えば俺は大麻取締法やら一部の道交法やらに関しては「これ悪法なのでは」と思っていたりする。そもそも犯罪行為と言っても、悪法か否かに限らずそこに至るまでの過程が重要なのであって、結果だけを見て非難するのは違うよね。

そして勿論、大麻取締法やらについて「いやそれは大事だろ」って思ってる人だっている訳でして。人によって価値観は違う。

 

 

いや〜〜〜本当はもっともっともっと、

 

「廃盤になってる作品なら割っても良いのか」

「歌い手の動画をぶっこ抜くことの是非」

ブートレグや違法サンプリング楽曲の存在について」

 

とかについても深く掘り下げたかったんだけど、この時点で既に5000字を超えてしまっており、更に言及するとなると余裕で1万、いや2万字とか行きそうなので今日はこの辺で。

 

やはり我々はもっとフレキシブルになり、価値観を常にアップデートしていかないとな、と感じた1日でした。

後、同じコミュニティに属してるなら、少なくともそのコミュニティに対する価値観はある程度統一しておいた方が良いのかな?とか思ったり。勿論、価値観が正反対でも口に出さなければ争いは起こらないが。

それにしてもマジで複雑だよこの問題..............

とにかく俺は他人の割れ行為にはもう少し寛容になろうかな、と思いました。俺だって音源こそ割ってはいないものの、DJ MIXを収録したCDRを頒布したり、違法サンプリングした楽曲をネットに公開したりしてるしね。人のこと全然言えない訳で。

ただ、現時点ではそういうことはコッソリとやるべきだとは思う。

それから、お金に余裕がある人は割れは極力控えるべきだし、低所得者とか貧困な人でも、出せる分はなるべく出した方が良いかと。いくら文化的功績があるとは言え、やっぱり悪いことには変わりないので、、、

やっぱりクリエイターさんにお金が行かなくなるのも問題だ。

ここら辺の塩梅、難しいよな〜。

 

 

ではまた。

このトピックに関心を持ってる方は是非コメントでご意見をお聞かせ下さい!

またいつかこの議題については記事を書くと思います。

8月のハードコアな思い出。

長らく更新を怠っておりました、相変わらず音楽熱の尽きないパトリオットです。

今回は今月の思い出をザッと振り返ってみたいと思います!

5つのイベントに行ったのですが、どれも貴重なイベントだったのでどうしても記憶が新しいうちに記録しておきたくて。

今年の夏は本当に忘れられない夏になった.........。

 

 

THE DAY OF HARDCORE 2023

 

月の頭の土曜はコチラ。久々のTDOH!

このイベントは2020年のCIRCUS Tokyoでの開催以降行われておらず、3年振りのアツいハードコアイベントとなった。当時はコロナ禍真っ只中で出演者も参加者も少なく、確か3000円のエントランス料金を取っていた記憶。(TDOHは基本入場無料)

今回の会場は歌舞伎町にあるEDENという箱で、エントランス料金が500円で、人数は定員60名という小規模での開催となった。キャパ的にそんなにギュウギュウではなかったので快適だったかな。

今回の出演者はまんまFucking Hardcore Tokyoに曲を提供していた面子で、当初はテクノウチさんも出る予定だったんだが、体調不良の為か辞退されてしまった様子。

EDENは居酒屋などが入居しているビルの屋上(11F)にあり、なんと歌舞伎町の入り口にまで爆音が鳴り響いていた模様(笑)。いや〜、自分も漏れてる音を歌舞伎町の入り口付近から確認してみたかったな...........。

イベントの最後に箱の店長のnadecoさんから挨拶があったんだが、彼も元々SharpnelさんやM-Projectさんなどのハードコアクリエイターにバチバチに影響を受けていたハーコーヘッズの1人であったとのこと。そんな彼が遂に自分がオーナーである箱を持ち、そこで年に1度のハードコアの祭典を開けたのは本当に感慨深いよなあ.......。nadecoさんも本当に嬉しそうだった。

 

来年は再びCIRCUS Tokyoで開催して欲しいものだが、またコロナが流行り出してきてるから難しいのかなあ.......。一体いつまで続くねん!マジで。

 

 

Gemeinschaft of Hardcore 2023

~The Alternative Hardcore~

 

これは俺が出演したイベント。遂に現場でDJできましたよ!初舞台!

会場はまたEDENさん。先週のTDOHが下見っぽい役割も果たせてたかも?

 

このイベントは200BPM以上のハードコアをテーマにしたモノで、事前にDMで主催のMatsui.Kさんに「イベントのコンセプト的に、オタクネタをサンプリングしたハードコアは控えた方が良いですよね?」と確認したところ、「元々Gemeinschaft of Hardcoreは海外思考のレーベルなのでそういったモノは控えて欲しいところですが、ウケ狙いとして数曲流す程度であれば逆に盛り上がって良いかも知れません。そのあたりがよく分かっていないのでお任せしますってのが本音ですね」と返ってきたので、今回は真面目なガチガチのGABBAやUK HARDCORE(インダストリアル)、フレンチコアなどでセットを固めた。なのでオタクネタの曲はほぼ流さなかった。

 

開始時間の30分前に会場入りしたんだが、演者の皆さんと挨拶を交わしたり(既に知り合っている人も数名いた)、機材のセッティングを手伝ったり、音出しを数分したりしている内にあっという間に本番が来てしまった。30分って短いね.......。

開始早々来てくださったお客さんもおり、思ったより人が多くて嬉しくなった。外国人のお客さんもいた。

 

んでいよいよ俺の番が。フライヤーを見れば分かる通り俺は4番手で、「ちゃんとまっそさん(俺の前の人)と交代できるかな?」と不安だったんだが、まっそさんに色々聞いたりしてなんとか俺の番がスタート。DJブースにスピーカーが無かったのが幸いしたか、声が聞き取り易くコミュニケーションがちゃんと取れて良かった。

以前浅草のStellaという箱のSTAR☆WEDNESDAYという、応募すれば誰でも出演できるイベントで練習がてら出演させていただいたのだが、その時はとにかく不安で交代する回数を減らそうと一番最初の枠に応募しており、プレイ中も緊張で足がガクガク震えていたのだが、その時の経験が有ってか今回はそこまで緊張しなかったね。

すんなり曲同士を繋ぐことができたし、お客さんを盛り上げるような自分なりのパフォーマンスも披露することができた。

最初は曲の変わり目で歓声が上がっていたりとそこそこ盛り上がっていたが、徐々に静かになってしまい、後半は「皆飽きちゃったのかな?」ってくらい踊っている人が減ってしまったので、自己評価としては微妙なところかな〜。他の演者さんの時は俺よりずっと盛り上がったいたので、明らかに俺の実力不足かと。まあ初出演なんで仕方ないところもあるとは思うが。

やっぱり30分で10曲じゃ少なかったかな........?今回は手こずらないようになるべく曲数を少なくしてみたんだが、やっぱり逆効果だったかも。

それから音量調節が上手く行かなかった!事前に何度もスタジオ借りて音量調節に重点を置いて練習したのになあ.........。(平日の夜とかも借りた)

後で演者の〆さんから聞いたんだが、「自分は先ず準備している曲のEQを全て左に切り、少しずつ上げていくような感じで音量調節してます」と言っており、「音量調節ってTRIMだけじゃダメなの!?EQは基本12時の位置かと思ってた........」と悶絶。

 

個人的にうらむんさんの回がめちゃくちゃ盛り上がっており、やっぱ彼スゲェな〜って思った。

彼のDJは俺も共演したドスコアVol.6というオンラインイベントで既に観ており、その時から「ヤバすぎる......!」と思っていた。生で彼の狂気を観れて本当に良かった!オタクネタの曲も沢山流していたので「俺もそうすれば良かった..........」と後悔。

しかしDJのプレイからdig力が垣間見えるって相当だと思うんだよね。彼のdig力は半端なモノではないと強く感じる。

DJのスキルも勿論そうだが、やっぱり常にdigって行かないといけないよなあ。

 

 

そんな感じで、色々と勉強になりました。

いつかはフロアを見つつ選曲を変えて行くようなスタイルを目指したいです。

 

 

BLUENOAH

このイベントはもう本当に何から何まで特別なこと尽くしだった!!

本当に一生の思い出になりそうです.........。

船上のJ-COREのパーティーという前代未聞の非常にユニークなイベントだった訳だが、チケットが取れて本当に良かったですね。6500円払った甲斐があったよ。(尚チケットは販売から1時間程で売り切れた模様)

 

出演者はJ-CORE界のレジェンド達。本当に錚々たるメンツで、多分このような催しは今後暫くは無いんじゃないかなと。

何より遂に生deswideが観れるかと思うと..........!!!

 

船は結構揺れており、最初は違和感があって踊りにくかったんだがすぐに慣れた。キャパは船内が60人くらい、上のスペースが30人くらい?

船の上のスペースで休憩したりもできた。

 

これが俺が船の上から撮影した景色。

2枚目と3枚目は夜間帯で、ブレてしまっているが夜景が非常に綺麗。

 

 

出演者の皆さんは全員本当にベストアクトで、特にトラブルもなく無事に終えることができて、正に初の試みにして大成功だったと個人的に思う。

運営の仕方も本当に大変だろうなあ。主催のOrinさんの熱量が凄い。

 

船でレジェンド達が一堂に会する夢のようなパーティー

過去に別のイベントで観てきた人達ばかりだけど、それでも今回は参加した価値が大いにあった。

また5年後くらいにこういう突拍子もないパーティーが開催されることを祈っております!

後、イアンさんや蓮さん、たもらーむさんに挨拶できて良かった。

踊りつつ交流もキチンとこなせて満足。

 

 

BLUENOAH AFTER

続いてこちらは幡ヶ谷のForestlimitで行われた、J-CORE船のアフターパーティー

最初「これ体力持たないんじゃないか......?」と思い、行くか行かないかギリギリまで悩んだんだが、結局直行。

J-CORE船が終わってから会場の近くの飲食店で夕飯を食べ、そこから新宿駅のネカフェで仮眠を摂ろうと計画していたのだが、興奮の余り一睡もできないまま会場へ。

途中で、船でお金を持ち合わせていなかったせいで買えなかったTシャツを買う為にお金をコンビニで下ろしたりしていた。

 

C-TYPEさんのセットは船とは全然違う感じで、深夜にも関わらず船の時より爆踊りしてた(笑)。やっぱりインダストリアルなUK HARDCOREは最高ですな。

SHITTY HUNTER2のプレイは初めて観たんだけど、2人組が専用のコントローラーを乱雑に扱いつつ喧嘩をするという謎なスタイルで少し困惑したんだが、曲はいかにもゲトーテックって感じでノれたので良かった。

そして同じく初見のtomodachi100だが................なんだアレは....................。若い女性3人のユニットっぽかったんだが、その可愛らしいルックスとは裏腹に、音が常にノイジーで激しい!!!ギャップがとにかく凄くて大興奮(笑)。またどこかで観たいです。

そして最後はSharpnelさん。彼も船の時とは全然違うスタイルで、全体的にゆったりとした感じだった。しかし今月に入ってからSharpnelさんを3回も観たのか、俺は。

 

そんな感じで結局最後までイベントにいました!いや〜めちゃくちゃ楽しかった!

終わっても疲労感がそこまで無かったのは何故なんだ..........俺、元気すぎるだろ..........昨日の14時から今朝の5時まで爆踊りしててよく体が持ったな(笑)

まあアラサーなんだしそろそろ程々にしとかんとな〜。

 

余韻に浸りつつ帰ろうとしていたら、駅のホームで電車待ちのC-TYPEさんと遭遇。

プレイの感想も伝えられたし、色々と話せて本当に良かった!

 

とにかく2日連続で忘れられない思い出になった。

 

 

最後は8/26に開催された、いえブでお世話になっている邪神さん主催のOOOTO。

このイベントのチケットを買った時点ではJ-CORE船の情報は出ておらず、deswide目当てで行くことを決意したのだが、deswideのプレイは船の時より最高なセットだったのでこっちも来て良かった!

実はOOOTO前日にスマホのチケットを表示する為のパスワードを忘れてしまい、焦っていたのだが邪神さんに連絡してなんの問題もなく入れた。チケットを購入した時の氏名と俺が提示した身分証明書の氏名をキャッシャーさんが照合して入れてくれた。

今回は人との交流がメインになっていて、deswideとpaul以外の演者さんはあまり観てなかったな〜。

deswideに挨拶したいな〜と思い彼にDMを送った直後にTwitter(今はXだっけ)で相互フォローになっているsuleimanさんから「僕も今会場にいるので挨拶したいです」とDMが来て、うおおマジか!となってラウンジで合流。

suleimanさんからは俺のナードコアMIXを褒めていただき、「いつか日本國民のCD譲って下さい!」と言われた。彼もナードコアが大好きな模様。

まあその内手放すかな〜。CD。

 

pencilさんの出番が終わった辺りでdeswideと遂にご対面!

 互いに"Nice to meet you!!"から始まり、音楽のこととかアニメのこととかを語った。

彼が日本語中心で話してくれた為なんとかコミュニケーションを取れたのだが、俺の方がほぼ英語が喋れず情けない気持ちに..........。

"Sorry my poor english"すらスッと出てこず、唯一、曲のBPMの話をしている最中に「so fast!」とだけ即座に喋れた。いやいや中学生以下かよ俺の語学力は!

まあ勉強してるだけじゃなく、実際に外国人と英語でコミュニケーションしていかないと身に付かないんだろうな、こればかりは。

 

その後は邪神さんにいえブで3年間お世話になったってこととかを伝えたり、顔馴染みの〆さんと喋ったりするなど。

 

ラストのpaulは泥酔していたせいかまともにプレイできておらず..............。

でもその割にはめちゃくちゃ会場がアツくなっていてなんかおかしかった(笑)

選曲は良かったしな。

 

 

 

 

とまあこんな感じでザックリと夏の思い出を振り返ってみました。

自分はもうアラサーなので、若い内に沢山のパーティーに足を運び、今の内にエンジョイしておきたいなあ、という気持ち。

 

 

 

 

後、最後にアレなんだがちょっとだけ愚痴。

今年の4/30に開催されたdigitalofflineの件。

実は1月の時点で主催の電波さんが「4月にやるデジオフの出演者を募集します」的なことをツイートしていたので、俺がDMで「出演したいです」、という旨のメッセージを送ったら「ありがとうございます!3月に名古屋でやった後、4月に東京でやるので東京の回にお呼びしてもよろしいでしょうか…?楽しみです!」と返って来たので舞い上がっていたのだが、イベントの丁度1ヶ月前にデジオフのフライヤーが出ており、そこに俺の名前は無かった。

その時、泣きそうになってしまった。

え..........どういうこと?何の連絡もなかったけど..............と困惑して、思わずその日の夜に「今回呼んでいただけなかった理由についてお伺いしても宜しいでしょうか………?」とDMを送ったら、「ごめんなさい、特段理由があって呼ばなかったとかではないです。いつか呼ばせて下さい!」との返事が。

いやなんだよそれ............。

 

多分、digitalofflineが1周年だということもあって出演者を厳選したかったのだとは思う。メンバーを厳選した結果、俺が出るのは相応しくないと判断したんだと思う。それは別に良い。

ただ、フライヤー出す前に一言連絡して欲しかったかな............。

「ごめんなさい、今回は見送らせていただきます」って事前に言われてれば俺はすんなり引くよ。

 

で、電波さんは6月に仙台でdigitalofflineをスガハルさんらと共催しようとしていたんだが、色々と見解の相違があって仲違いしてしまい、結局それは実現しなかった。

俺は今年の2月辺りにスガハルさんが荒れているのを察知して、Twitterのスペースで「何かあったんですか?」と聞いて電波さんと揉めたこととかを聞いたんだが、その時に俺も「実は僕も電波さんとこういうことが有って〜」と愚痴った。んで傷の舐め合いっぽいことをその日は夜スペースでしていたんだが.............

後日、色々あってスガハルさんは激昂してしまい、再び電波さんとdiscordでテキストチャットで話していたらしく、そのやり取りのスクショの一部を電波さんが、俺が呼ばれる筈だった4月のdigitalofflineの直前で公開したことによりTwitter上でこの界隈が大荒れしてしまった。

そのスクショにはスガハルさんの「ブッキングしたDJに何の連絡もせずフライヤーを告知して〜」という、俺のことを指した、電波さんに対する悪口っぽい文章も載っていた。

で、電波さんはその騒動の時、こう言っていた。↓

 

スガハルさんに敵意を見せつつも、唯一俺にだけは本当に謝りたいと。

その時俺はスガハルさんとスペース上で電波さんの悪口みたいなことを言っていたことを申し訳なく思っていたのだが.................

 

4/30のdigitaloffline当日、会場の前で俺と電波さんが鉢合わせた時、彼は謝って来なかった。

なんか普通に「お疲れっす!」「そう言えばパトリオットさんのことM3で見ましたよ〜」とか言ってきた。(この日はM3の開催日でもあった)

 

いやいやいや、本当に謝りたいんじゃなかったのかよ...........

と、俺は電波さんから誠意を感じることができなかった。

 

彼の主催するイベントは本当にどれも素晴らしく、きっとこんな扱いを受けたにも関わらず俺は彼のイベントにこれからも足を運ぶのだろうけど、彼とはちょっと距離を取りたいかな〜って思ってしまった。

多分イベントにこれから呼ばれることもないだろう。

 

その点、俺の初舞台となった8/12のGoHの主催さんはTwitterでこう言っていた。

 

全く俺と同意見だったので思わずいいねを押してしまった。実際、俺のこともちゃんと呼んでくれたしな。

俺が出演したGoHは元々Twitterで公募の募集をかけており、俺の出演が決まった時に丁度digitalofflineに出演できなくてショックを受けていた最中だったので「また裏切られたりしないよね........?」とぶっちゃけ不安に思っていた。

だから俺はこのツイートを見た時に安心したね。俺はこういう人に付いて行きたいとつくづく思った。

2022年に聴いて良かった曲BEST 10。

いや〜すっかり大晦日になってしまいましたね..........。

毎年言っている気がしますが、年月が過ぎるのは本当に早いなあ、と。

 

僕は前々から、皆さんがやっている「今年聴いて良かった曲集」的なのをやりたいな〜とずっと思っていたので、今回は2022年に聴いて良かった曲BEST 10を発表したいと思います。

やはり音楽を毎日のように聴いているのですからこういう記事は定期的に書かないとダメですよね。

それでは早速参りましょう!

※ジャンルはご存じの通りJ-COREが多めになると思います。また、今年に作られていない古い曲が混じってしまっていますがご了承下さい。

 

 

2022年に聴いて良かった曲BEST 10

 

---第十位---

DieTRAX - Densi Zemi

今年出たFucking Hardcore Tokyo Vol.2に収録されていたDieさんのコテコテのロッテルダムGABBA。M3で先行リリースしていたので迷わず買いに行きましたが、買って良かったですね。これとFOXYUNさんの曲もかなり良かったです。(同じロッテルダムGABBAでした)

この曲はほぼノイズやセミの鳴き声で構成されていて旋律もなく、オールドスクールなGABBAって感じがしてブッ刺さりましたね〜。最近のGABBAはメロディに頼っているモノが多いですが僕はこういうガッチガチの無調GABBAが本当に大好きで、ガバキックも聴いてて心地良くて最高でした!

bandcampでファイルのみとCD、それぞれ別のページで購入できるので是非お買い求め下さい〜。6曲目です。

 

Mokum  Records(ファイルのみ)

mokumrecords.bandcamp.com

 

M-Projectさんのbandcamp(CD)

m-project-jpn.bandcamp.com

---第九位---

Round Wave Crusher & Lolistyle Gabbers - Tease

RWCとロリガバのコラボ曲。「いじらないで長瀞さん」ネタのイケイケなブレイクコアです。(アニメは観たことないんですが.............)

この曲は2019年の時点でリリースされていたんですが、僕が知ったのは去年の秋のM3のロリガバのブースで頒布された10周年コンピに収録されていたのがキッカケです。

今年になってから初めて聴いて「これメチャクチャ良いな」ってなりました。CDを沢山買うとどうしても1度も聴かないまま暫く時間が経ってしまう曲がいくつか出てきてしまうんですよね〜。もっと1曲1曲しっかり聴き込んで行かないと.......。

メインヒロインの声をこれでもかと言うくらいに刻んでサンプリングし、ビートに上手い具合に落とし込むテクニックが圧巻。どっちがどのパートを担当したのか気になりますね〜。なんせRWCとロリガバの作風は似通っているので........。

以下のページでアルバムを購入できます。このアルバムの19曲目です。

roundwavecrusher.bandcamp.com

---第八位---

Laser Imouto - Arael (Better Off Alone)

オーストラリアのシドニーに住むJ-COREコンポーザーの精鋭であるLaser Imouto氏によるイケイケハードテック。元ネタはエヴァかな?

エヴァ微塵も知らないのですが、とにかくシンセリードが非常にカッコイイのでとても中毒性の高い曲だと思っています。

Laser Imouto氏の曲調は全体的にSharpnelさんの作風に似ており、個人的に第二のSharpnelさんと言っても過言ではない気がしています(笑)。

この人の作るハードコアはぶっち切りでSharpnelさんに近いですね.........。本当にカッコイイです。

来月LOLISTYLE GABBERS主催の下北沢のイベントに来日(と言うか既に昨日からコミケに来ている)するので絶対観に行きます!!!楽しみだ〜〜〜。

この曲は以下の本人のサンクラでダウンロードできます。是非聴き込んで下さい。

 

soundcloud.com

---第七位---

Laser Imouto - Ijiru LOVE

Laser Imouto氏によるイケイケハードテック2。元ネタは「いじらないで長瀞さん」だと思われます。

この曲も第八位と同じくシンセリードがメチャクチャカッコイイ!そしてやはりSharpnelさんと同じく主題歌リミックスパートから声のサンプリングの仕方から何からなにまで調和のさせ方が上手い。特にこの曲がぶっち切りで。

以下のページからダウンロードできるので良かったらお買い求め下さい〜。1曲目です。

 

tektheism.bandcamp.com

---第六位---

Himeko Katagiri - ハナマル☆マスターベーション

TSUNDERE VIOLENCEの10周年コンピに収録されていたハナマルセンセーションの超ノイジーブレイクコアリミックスです。CEOの渾身の一曲。

常にノイジーなドラムが鳴っており正に「カオス」な一曲となっているのですが、そのうるさいドラムに歌声がかき消されることがなく、なんとも奇妙な感じでミックスされているので芸術的だな、とまで感じてしまいました(笑)。

Himeko氏はこの他にもノイジーブレイクコア曲を積極的に作っているのですが、この曲は特に緻密にブレイクビーツを刻んでおり、展開も過多なので現時点でのHimeko氏の曲の中ではぶっち切りのベストトラックですね。

最後のガバキック四つ打ちパートで終息に向かっていくところで「こんなにもガバキックの四つ打ちが静かに聞こえるなんて.........」と思ってしまいましたw

そんなウルトラノイジーな一品を是非ご堪能あれ!

以下のページでアルバムをダウンロードできます。これの4曲目ですね。

tsundereviolence.bandcamp.com

 

---第五位---

GUNSLINGER-R - FUIGYUAAAAAAAA TTO

ハナマル☆マスターベーションと同じくTSUNDERE VIOLENCEの10周年コンピに収録されていた曲で、ふぃぎゅ@ネタのノイジーブレイクコアです。

このGUNSLINGER-RというのはCDRさんの別名義ですね。彼は今年の段階でTwitterのフォロワー数が4000人以上もいた下町ブレイクコア界のレジェンド的存在だったのですが、アカウントを消してしまい、現在は新しいアカウントを使用している為フォロワーが840人しかいません。(彼は何度もアカウント削除を行なってきたようです)

僕が言った下町ブレイクコア界隈というのは同人色の強いコミュニティを指しており、t+pazoliteさんのような方は殿堂入りの為「下町」からは除外しているつもりなのですが(勝手に括ってしまって申し訳ないです)、CDRさんはやはり成る可くして成った下町のレジェンドだと思っています。

ブレイクコア界隈には優秀なアーメンブレイクの刻み手が数え切れないくらいいるのですが、CDRさんはその中でもアーメンの加工の仕方がトップクラスで秀でていると感じています。

特にこのFUIGYUAAAAAAAA TTOは僕にとって現時点でCDRさんの曲の中でぶっち切りの傑作ですね。この曲はふぃぎゅ@の主題歌を早回しし、ノイジーなアーメンを足しており、展開はアーメン抜きにしたら原曲通り。原曲はイントロ→Aメロ→Bメロ→サビ→イントロの使い回し→Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→サビという展開で歌詞以外の変化が少ないのですが、このCDRさんのリミックスはアーメンのコントロールによって展開が過多なんです!!なので聴き手を全く飽きさせず、聴いている間は常にアドレナリンがドバドバ出ているかのような感覚になります(笑)。実際出ているのかも知れませんが(笑)。

合いの手のような「ビーッ!」って音はどうやって作ってるのかな..........。とにかく音の使い方が凄いんだよなあ。

この曲はこのアルバムの5曲目ですね。

tsundereviolence.bandcamp.com

 

---第四位---

Technohead - I Wanna Be A Hippy (DJ TECHNORCH Remix)

去年の11月にMokumのbandcampからリリースされ、今年の1月にM-Projectさんのbandcampでフィジカル版がリリースされたFucking Hardcore Tokyo初代に収録されていた曲です。Technohead氏の名曲"I Wanna Be A Hippy"をテクノウチさんが更にダークでハードなサウンドにリミックスしました。

この曲は8分近くもあり普通に同じフレーズの使い回しもするのですが、不思議と飽きずに聴いていられるんです!同じフレーズでも前後の抑揚の付け方によってこんなに綺麗にハマるもんなんだな〜と痛感しました。

抑揚の付け方も、基本的にメロディやサンプリングボイスなどは変えずにキックの有無やら何回同じフレーズをループさせるかなどで変化を付けている為大胆な変化はないんですが、何故か何度もループしてしまう程気に入っています。

ループ音楽の極致といっても過言ではない気がしていますね..........。やはりテクノウチさんは優秀なリミキサーだと改めて思いました。IIDXのHELL SCAPERのリミックスを初めて聴いた時は全身の鳥肌が立ったなあそういや........。

アルバムは以下でダウンロード・またCDも購入できるので是非。

 

Mokum Records(ファイルのみ)

mokumrecords.bandcamp.com

 

M-Projectさんのbandcamp(CD)

m-project-jpn.bandcamp.com

 

---第三位---

DJハルウララ(アニメ版) - Fuck Tha Umapyoi Police

DJハルウララさんの初となるアルバム「Enter The Stage」の収録曲です。N.W.Aの名曲"Fuck Tha Police"のラップを刻みまくったイケイケブレイクコア

ハルウララさんのことは2021年のいえブ春で初めて知り、僕が今でも最も注目している新人アーティストなのでこのアルバムが出た時はとてもワクワクしていたのですが、その中でも特にこの曲がぶっちぎりで最高でした!

そもそもハルウララとはウマ娘に登場するキャラクターで、このアルバムが全体的にウマ娘愛(と言うかハルウララ愛)の強い作品となっており、その中でもこのFuck Tha Umapyoi PoliceはアニメとHIPHOPを上手い具合に融合させたエキサイティングな曲となっております。

一見相性の悪そうなウマ娘の歌とラップをガバキックやアーメンブレイクに乗せて掛け合いのように紡いで行くその様は実に見事なクオリティっぷりでした。

正に圧巻ですね。何回もリピートしています(笑)。

ハルウララさんのこのアルバムのカセットテープを抽選で1名にプレゼントする企画をLost Frog Productionsさんが今年行ったのですが、なんとそのカセットを奇跡的に僕が当ててしまったのです!本当に運が良過ぎる........と思いましたね(笑)。死ぬまで大事にしますよ〜。

「DJハルウララ」はウマ娘ブームに乗っかっただけの一時的な名義ではなく、現在もコンスタントに活動している方なので是非これからも頑張っていただきたいです!

↓アルバムはここでダウンロード出来ます。これの6曲目です。

lostfrog.bandcamp.com

 

---第二位---

totsumal - ガババーバ・バーババ 

今年の春のM3で買った「電​脳​委​員​長​90​-​00」というアルバムに収録されていたオールドスクールなGABBA。

もうジャケからして良かった上に収録曲も軒並みアツかったので言うことなしでした。その中でもこのガババーバ・バーババが一番良かったですね。

序盤のボーボボの紹介的な展開から始まり、キャラクターのセリフや主題歌"WILD CHARENGER"の「こんな時代だぜ 俺たちは止められない」という部分のサンプリングの仕方やサビへの持って行き方などが素晴らしかったです。

そう、正にサンプリングでの表現の仕方がとても秀でているように感じました。

作曲者のtotsumalさんは大のナードコアファンであり、僕と一緒で「tabemono氏に復活して欲しい」とツイートしていたこともあったので、「ああこの人は分かってる人だ」と思いましたね(笑)。ナードなサウンドを生み出すのにとても適している方だと思います。

この電脳委員長は沢山の人達から「数年後に駿河屋でウン万円で売られてそう」と言われており、僕も全く同じ感想を抱いたのですが、普通に奥床式のbandcampで定価で購入できるので是非。これの5曲目です。

okuyukashiki.bandcamp.com

 

---第一位---

Aquestion - おいアホ

そして最後の第一位はこの曲!

この曲は秋のM3で買った秋天一碧というアルバムに収録されていました。市大テクノ部というサークルが頒布しており、告知の段階でAquestionさんの名前があったので彼の曲目的で買ったのですが、もうハッキリ言って大当たりでしたよ!!!

何が最高って、もうこのズンズン歪むバカデカいキックですね.........。

BPMは一定なのですが、展開に緩急をつけて上手い具合にこの最強のキックの味を引き立てているので聴いてて全然飽きたりしないですね。時間が3分ちょいという丁度良い長さなので飽きるどころか何度もリピートすること間違いなし!!

ラストのキックがアホみたいに重厚なのでこれはクラブでかけるとしたら最後までかけなきゃですね〜。

そんな「おいアホ」ですが、なんとAquestionさんのサンクラのページでフリーダウンロードできます!

以下からどうぞ。

 

soundcloud.com

 

はい、そんな感じで以上となります。

全体的に「聴き手を飽きさせない」という共通点がありましたが、やはりこれはどんなジャンルの世界に於いても重要な要素なのではないかと僕は思います。

音楽で言えば曲の長さに関係なく、展開を増やしたり音数の調整をしたりして緩急を付けることが大事なのではないのでしょうか。

特に最近は短時間の中に展開を沢山詰め込むスタイルが流行っていますが、個人的に曲の尺を必ずしも短くする必要はないと思っています。

工夫を凝らせば10分だろうが聴いていられますからね。僕ももっと工夫して作曲しないとな〜........。

 

しかし大晦日に祖母の家で皆と話したりテレビ観たりしてる片手間に6000字以上も書き綴ってしまった........。特に狙った訳でもなく全ての曲がネットでダウンロードできるのも奇跡的ですね(笑)。

また明日に2022年の振り返りの記事でも書いてみようかと思います。

それでは皆さん、良いお年を!

【ピッチ】DJに於ける早回しについての豆知識。【rekordbox】

お久しぶりです、相変わらず仕事の合間を縫って音楽を漁ったりDJ・DTMなどをしているパトリオットです。
更新が10ヶ月ぶりとなってしまいましたが、更新していなかった理由は単に面倒だったから(笑)。
本当はクラブイベントのレポとか書きたかったんですが、今年は沢山のイベントに行っており、全部書こうとして「やっぱ面倒だからや〜めた」となって下書きをゴミ箱に移してしまいました..........。

 

 

今回ご紹介するのはDJに於ける早回しについての豆知識です。

僕がrekordboxを使用しているのでrekordboxユーザー向けの記事になってしまいますが、他のソフトを使用している方でも知っておいて損はない、僕がDJ中に気付いた知識を沢山書いていこうと思うのでどうぞ宜しくお願い致します!

 

 

 

早回しに於ける豆知識

それでは早速紹介していきたいと思います。

先ず、早回しとは何か?

早回しとは、BPMとキーを一緒に上げて再生することを言います。この機能は何もrekordbox特有のモノではなく、アナログレコードやカセットテープにも早回しする機能は付いていますし、動画編集ソフトでも音声の速度を変えるとピッチも一緒に変わったりします。

DJ用語でピッチと言うと音程ではなくBPMのことを指しますが、そもそも何故そう呼ばれるようになったのかと言うと、それは本来、アナログレコードを再生する機械にピッチフェーダーという、その名の通り曲のピッチを調節する機能が付いていたからなんですね。

DJという文化は元々「アナログレコードの再生機2台+ミキサー」という機材の組み合わせから始まり、当然ながら当初はオールインワンなどの専用の機材なんてありませんでした。

アナログレコードは環境によって回転する速度(曲の再生速度)が一定になってくれないので、当時はキーがズレた時、原曲通りのキーに合わせる為にこのピッチフェーダーを使ってコントロールしていたという訳です。

そしてこのピッチフェーダーで音程が上がるとBPMも一緒に上がるという発見がされ、そこから曲同士をノンストップで繋げるというテクニックが生まれ、現在ではキーではなく専らBPMを合わせる為の機能として使われているんですね。

ここら辺については以下の記事に詳しく書いてありますので、併せて読んでみて下さい。

 

myunsic-records.com

 

そもそも、BPMが上がると何故デフォルトで音程まで高くなるのかと言うと、それは1秒あたりの振動数が増えて周波数が高くなるからなんですね。

つまり音の周波数は1秒に振動する回数なので、例えば曲を1.3倍速にしたら1秒に1.3倍振動するため、その分周波数も高くなって音程も上がる、という訳です。

MT(マスターテンポ)という機能について

rekordboxの画面にはMTボタンが付いており、そこを赤く点灯させるとBPMが変わっても元のキーのまま再生させることができ、OFFにすると早回しすることができます。コントローラーによってはMTをON・OFFに切り替えるボタンも付いています。

 

 

この画像の赤丸で囲んである部分ですね。ここをクリックする形でON・OFFにできます。

また、BPMが表示されている部分(上記の画像の110と書いてある部分)のすぐ右下に±6と書いてありますが、これはテンポレンジと呼ばれるモノで、ここをクリックするとBPMを変更できる上限・下限を変更することができます。±6 → ±10 → ±16 → WIDE → ±6.........の順で変更可能。こちらもコントローラーによって変更するボタンが付いているので活用してみて下さい。

 

テンポレンジ

BPM(100の場合)

±6

94〜106

±10

90〜110

±16

84〜116

WIDE(±100)

0〜200

 

上記の表のような感じです。±6は6%まで上げ下げ出来るということなので最大で1.06倍速になります。

早回しとMT点灯のメリットと留意点・対策など

さて、ではここでどういう場面で早回しにしたら良いのか、或いはどのような場面でMTをONにしたら良いのかを僕の主観を交えて書いていきたいと思います。

僕は結構「元のBPMのまま繋いで行って、徐々にBPMが上がって行く」というMIXをするのですが、ここでは最初から最後(或いは途中)まで一定のBPMで繋いで行くことを前提に解説させていただきます。

また、以下の文章は僕の得意とするジャンル(ロリコア・J-CORE・ナードコア等)にかなり依存した話になってしまうと思うので予めご了承下さい。

 

 

---早回しプレイについて---

早回しの一番の良さと言ったら、やはり普段聴いている曲の雰囲気がガラリと変わる点でしょう。BPM・キーと共に音圧も上がるので、イベントで自分が知っている曲の早回しが流れ、尚且つそれで上手く繋ぐことが出来ていたらブチ上がること間違いなしです。元々好きだった曲が更にダンサブルな雰囲気になって尚且つフロアが盛り上がることを想像しただけでも脳汁出ちゃいますよね(笑)。

手動で移調しただけだと音圧は上がらないので、ロングミックスの際に不協和音にならないようであれば盛り上げる為に早回しするのもアリです。手動だとキーを上げすぎることによって、キックの音が甲高くなって全体的に迫力の欠けるサウンドになってしまうことが多々あるのですが、早回しの場合はキーが上がれば上がる程音圧が上がる為、キックが甲高い音になっても迫力は保てたりします。同じ「甲高いキック」でも、手動での移調と早回しとではキックの厚みが全然違うんです。

一番のデメリットとしては、思い通りのキーに定められない為、やはりロングミックスの際は気を付けなければならない点。例えば既に流れている曲がガンガンピアノが鳴っているUK HARDCOREだとして、次に繋ぐ曲はそのピアノの音と混ぜても違和感のないようなモノを選ばなくてはなりません。例えば無調の曲で繋ぐとか。特にGABBAやFrenchcoreなんかは無調の曲で溢れています。

当たり前ですが、早回しは手動でキーを弄るのと違って音程が半音ずつ上がって行く訳ではないので、ミとファの間の音なんかが鳴ることはザラです。音が微妙な感じになっていて当然なので、ロングミックスには向かないのです。

また、早回しの倍率によって音量差が顕著に現れることは想像に難くないので、音量のコントロールをキチンとこなすこと。なんなら繋ぐまでの時間はツマミを弄ることに全振りしても構いません。

後はお客さんが知ってそうな曲をどれだけ流すかですね。先程も書いた通り曲の雰囲気が大幅に変わることが早回しの醍醐味なので、有名な曲の雰囲気をガラリと変えてブチ上げるのか、それとも良い曲だけど知名度が低いからお客さんに初めて聴かせるつもりで原曲キーで流すのか、或いは有名な曲だけど原曲の持ち味を損なわせたくないのでそのままのキーで流すのか.........自分の想いとも相談しながら実行すると良いかも知れません。

それから、コントローラーのジョグ部分をチョンチョンするとやはり音程が変わってしまうので、両サイドのSYNCボタンを点灯させて小節でピッタリと繋ぐようにしましょう。ジョグには頼らずに!

※機材によっては早回しをしても音圧が上がらず、そのままになっていることがあるので先ずはよく環境を確かめてから以上のことを参考にしていただければ幸いです。

 

 

---MTを点灯させた状態でのプレイについて---

MTの一番のメリットは、やはりキーを思い通りに操れることでしょう。特に調律がキチンとされている楽器で演奏された曲であれば、手動で移調しても気持ちの悪い音になることはありません。何故なら半音毎にしか移調できないので。(DAWで音程を微調整したモノを使うとなると話は変わってきますが.......)

僕は早回しはあまりしないので原曲キーで流すのですが、MIXを組む候補の曲があったとして「これとこれキーが近いからロングミックスし易いな」などとしょっちゅう考えています。

 

ただ先程も書いた通り、キーを上げすぎると低音まで甲高い音になって迫力が欠けてしまうので、曲の持ち味を損なわない為にもキーはなるべく±2までしか変えない方が良いと思っています。

 

 

↑これは五度圏表と言ってキーの相性を示しているモノなので、良かったらDJの参考にしてみて下さい。

マスが近ければ近い程MIXの相性が良いです。

 

早回し時のBPM早見表

さて、早回しの際はテンポフェーダーを段々下ろして行くと徐々に音程が変わって行く訳ですが、では原曲の何倍のBPMになればキーがどのくらい上がるのか?と疑問に思ったことはないでしょうか。

今回はその疑問を解消する為の早見表を作ってみました!

先程も書いた通り、BPMと周波数は関係しています。BPMも周波数も倍にすると丁度1オクターブ上の音になるのです。

この表は音の周波数について考察されたサイトを元に作られているので、良かったら元のサイトもご覧下さい。

それではC Majorの100BPMの曲を基準とした早見表をご覧下さい!

※これはあくまでも平均律での話です。純正律の倍率はまた違うと思います。

※例えばこの表のC#の音は、1.0594倍速でCからほぼピッタリ半音上がるという寸法です。

 

キー BPM 倍率 パーセンテージ

C

100

1

0.0%

C♯/D♭

105.94……

1.0594……倍速

5.9……%

D

112.24……

1.1224……倍速

12.2……%

D♯/E♭

118.92……

1.1892……倍速

18.9……%

E

125.99……

1.2599……倍速

25.9……%

F

133.48……

1.3348……倍速

33.4……%

F♯/G♭

141.42……

√2倍速

41.4……%

G

149.83……

1.4983……倍速

49.8……%

G♯/A♭

158.74……

1.5874……倍速

58.7……%

A

168.17……

1.6817……倍速

68.1……%

A♯/B♭

178.17……

1.7817……倍速

78.1……%

B

188.77……

1.8877……倍速

88.7……%

C(1オクターブ上)

200

2倍速

100%

 

 

butipanther.hatenablog.com

 

↑参考にさせていただいたサイトです。ご覧いただければ分かると思いますが、周波数の倍率とBPMの倍率が全く一緒なんです!

 

 

それでは皆さん、良いDJライフをお過ごし下さい!

この記事が少しでも貴方のDJに役立つことを願っております。

【DJ初心者必見!】BPMは最大で√2倍離れる!DJにまつわるBPMの秘話を紹介!

 はいどうも、DJ歴1年3ヶ月のdj patriotです。DDJ-400を購入したのは丁度1年前(2021年の2月)ですね。それ以前はVirtualDJという無料のソフトを使っており、PCのキーボードを操作しながらMIXを録音していました。

今回はそんなまだまだDJ歴が浅い僕でもこれくらいのことなら初心者さん達にシェアできる!って感じの内容の記事を書いていきたいと思います。

 

皆さんはDJ中に曲を繋いでいく時、雰囲気なども勿論そうですが、必ずBPMを意識しますよね?大体の場合、BPMが近い曲同士をどんどん繋いでいって段々にBPMが上がって行く、というMIXにしていくのではないでしょうか。中にはテンポフェーダーやSYNCで常にBPMを一定に保っている方もいますが(それはそれでアリだと思ってます)。

今回は、そのBPMに関する秘話、と言うか僕が発見したことをご紹介したいと思います!

検索してもそれっぽい記事が出てこなかったのでお役に立てれば幸いかなと。

 

先ず第一にBPMが移り変わって行く時、注目すべきなのは値ではなく倍率です。

例えば120BPM→122BPMへと繋いでいく場合、「BPMが2上がった」ではなく「1.01666......倍になった」と捉えるべきなんですね。

同じ「2」でも、例えば「100→102」と「200→202」とでは差があります。前者が1.02倍で後者は1.01倍です。後者の方が前者よりも差が縮まって聞こえます。このように、BPMは絶対値に注目しているとセットリストを組んでいる時などに勘違いが生じてしまうので、できるだけ「何倍離れているか」を考えるべきなんですね。

そんなBPMですが、その「何倍離れているか」の限界はどのくらいなんでしょう?

と言うのも、例えば100→150では1.5倍離れていますが、150を半分の75として計算すれば100/75で1.33333333333...........倍しか離れていません。

この場合、1.5倍ではなく1.333333333.......倍の方を優先すべきです。rekordboxなどのソフトでSYNC機能を使う際も近い方に自然と合わせてくれます。例えば100→190にSYNC機能を使用して繋ぐ場合、190ではなく95として考えるので、95→100へと次の曲が変換される訳です。190と考えた場合は190→200へと変換される、という寸法。CDJだと190→100へと変換されてしまう、ということがありますが、できるだけ近い方に合わせたいですよね。

で、僕が気になっていたのが先述した「何倍離れているか」の限界はどれくらいのものなのか、ということ。近い方が優先されるのであれば、その「近い方」の限界.......つまりBPMは最大でどれくらい倍率が離れるのか?ということが前々から気になっていたんです。

それでちょっと色々と計算してみたんですよね。そして僕が導き出した答えは........

 

BPMは√2倍以上離れることはない!!!

 

ということ。

どうしてこのような結論に至ったのか?どういう計算をしたのか?を順を追って解説していきたいと思います。

 

先ずは任意のBPM「A」と、Aより大きいけどAの2倍以下の値「B」、そしてBを2で割った「C」、この3つの値を使って答えを導き出したんです。

要するにAが今かけている曲でBが次の曲で、Cが次の曲の半分のBPM

僕はB/AとA/Cで近い方が優先されるのであれば、先ず両方の引き算した値も同じにしてみるべきなのでは?と考え、いくつかの例をメモ紙に書き出してみたのです。

「え?引き算じゃなくて倍率が大事ってさっき言ってたよね?」と皆さん思うでしょうが、僕は音大卒なため頭がそれ程良くなく........。間違ったことを手始めに考えてしまった訳です。。。

先ず僕が考えたのがA=135、B=180(C=90)という図。B-A=45、A-Cも45。どちらも均等に割り振れた!と思ったのですが、倍率を計算するとB/A=1.333333........、A/C=1.5、という感じになりました。この他にもこれと同様に大きい方から小さい方を引いた値が全く同じ例を書き出してみましたが、どれも1.33333と1.5で固定されていました。

そこでアホな僕はようやく「いやよくよく考えたら倍率が大事だったんだ」と思い出し、今度はどちらの倍率も均等にしてみれば答えが出るのでは?と考えたんです。どちらの値も同じになった時、それが答えなんじゃないかと。

今1.33333........と1.5と出たということは、真ん中は大体1.4くらいなんじゃないか?と当たりを付け、計算していき、最終的に出た答えが約1.4142倍が限界というもの。

試しにAを100BPMとしてみましょう。すると次にかかるBは141.42BPMです。で、Cの値はというと70.71BPM。100/70.71=1.4142271248...........となった訳です!!!

どうですか?どちらも大体1.4142くらいになりましたよね!?

で、これを知人に伝えたら「それ、もしかして√2じゃね?」と言われ、遂に答えが出たんです!!!これこそが正に丁度真ん中の値であり最大値であると!!!

しかし√は完全に盲点でした........。相談した彼は数学の専門家なのでパッとこの値が出てきたそうです。

因みに後日、B/A*A/Cの値が限りなく2に近いことに気付きました。そこでAを100、Bを200として考えてみたら完全に納得しました。この場合のCは100です。この構図で既に上でやったように計算していくと、B/A=2、A/C=1となりますよね。このB/AとA/Cをかけると丁度2になります。そして、先程書いたように丁度真ん中の値を知りたいのでこの1〜2の真ん中、つまり2の平方根を求めれば良いのです。

 

x^2=2

 

こうすれば良かったんですね。xの解は当然ながら√2です。

いや〜〜〜、大分遠回りしちゃったなあ..........(笑)。

 

と言う訳で皆さん、100BPM→141BPMみたいな繋ぎを繰り返しているとごちゃごちゃしてまとまりのないMIXになってしまうということを覚えておきましょう!僕は曲を繋ぐ時、BPMはなるべく1.04倍以下で繋いで行っています。例えば125→130だと1.04倍ですが、これでも「離れすぎ!」って思う方は沢山いますからね。なるべく違和感のないMIXにできるよう心がけましょう。

ただまあ、たまに雰囲気を一気に変える為にBPMをガラリと変えてしまうのもアリだと思います。そういう繋ぎ方をする人も実際にいますし。結局のところ、音楽に正解はないですからね。

また、曲のBPMを変えるのもテクニックの内の1つです。ただ、あまりにも変えすぎてしまうと原曲のグルーヴ感などが損なわれてしまうのでそこは注意して下さい。

 

...........なんかメチャクチャどうでも良いことを長々と綴ってしまったようにも思えますが、皆さんいかがでしょうか。

こんなアホな僕の長文に付き合っていただきありがとうございました!

今度はテクニック的なことも伝授できたらなあ、と思います。

 

それでは。